数あるテキストエディタの中でも特に使いやすい拡張性が高い「Sublime Text」のインストールから日本語化設定、基本設定の方法を丁寧に解説しています。テーマの変更方法や便利な機能の使い方も合わせて習得することができます。
WindowsとMacそれぞれの環境に沿って解説しているのでつまずきません!
それでは「恋に落ちるエディタ」であるSublime Textを使いこなしましょう!
Sublime Textとは?

Sublime Text(サブライムテキスト)はhtmlやcss、プログラミング言語をコーディングする際に使用するテキストエディタの1つで多くの日本でもwebデザイナーやプログラマが利用しています。過去に「Sublime Text」「Sublime Text2」とバージョンがあり、最新バージョンは「Sublime Text3」となっています。
The text editor you’ll fall in love with(恋に落ちるテキストエディタ)
という公式のキャッチコピーにある通り、一度使用するとその使いやすさから他のテキストエディタに乗り換えようと思わなくなります。
料金 | 無料(有料版あり) |
---|---|
対応OS | Mac / Windows / Linux |
Sublime Textを使うメリット
Sublime Textにはたくさんのメリットがあります。
- インストールした段階では無駄な機能がないので動作が軽い
- パッケージ(拡張機能)が豊富なので自分なりの使いやすさを追求できる
- 100%に近い機能を無料で使用できる
- 豊富なショートカットで作業スピードをアップできる
特に良い点をまとめたのでまだまだ語りつくせないほど「恋に落ちるポイント」はあります。
自身のパソコンに合わせてインストールを
インストール手順【Mac】
それでは早速Sublime Textのインストール手順を解説していきます。Sublime Textのインストールはとっても簡単です。パソコンが苦手な方向けになるべく写真を使って解説していくので安心してください。
続いて赤枠内のOS一覧から自身のパソコンに該当するものを選んでクリックします。
- macの場合は「OS X」
- windowsの場合は「Windows」または 「Windows 64bit」
自動的にダウンロードが開始さます。
「Downloads(ダウンロードフォルダ)」に「Sublime Text Build.dmg」というファイルがあるのでダブルクリックで開きます。
※もしくは「右クリック」→「開く」を選択
開いた「Sublime Text.app」を「Applications(アプリケーション)」へドラッグ&ドロップします。
ここまででインストールは完了です。
これからよく使うという方はアプリ一覧からドラッグ&ドロップで「Dockに追加」しショートカットを作成しておきましょう。
インストール手順【Windows】
こちらはWindowsでのインストール方法の紹介になります。
続いて赤枠内のOS一覧から自身のパソコンに該当するものを選んでクリックします。
windowsの場合は「Windows」または 「Windows 64bit」を選択します。
自動的にダウンロードが開始さます。
ダウンロードしたインストーラーファイルを開きます。左のような画面が開くので「Next」で進みます。
Sublime Text関連のファイルをどこに保存するかの選択ができますが、基本的に「Next」でOKです。
※デフォルトでは「Program Files」に入ります。
次の画面で「Add to exploer menu」にチェックをつけて「Next」を押します。
チェックを打つことで「右クリックのメニュー」にSublime Textを追加できます。
「Install」を押すとインストールが開始されます。
完了したら「Finish」でインストール完了です。
Package Controlのインストール
Sublime Textには豊富な拡張機能(パッケージ)が用意されていると説明しましたが、それらをSublime Textに取り込むためには「Package Control(パッケージコントロール)」というプログラムをインストールする必要があります。
各パッケージはこのパッケージコントロールを通してインストールしたり、アンインストールしたりします。
MacとWindowsどちらも同じ手順ですので、こちらを読んで進めましょう。
Sublime Textを起動したら
- 上部メニューの「View」を開く
- 「Show Console」をクリックする
するとエディタの下に白い入力ボックスが現れます。
白いボックスの下部の入力欄に先ほどコピーしたコードを貼り付けます。
貼り付けたら「Enterキー」を押しましょう。Package Controlのインストールが開始されます。
インストールが成功しているかを確認します。
Macでの確認方法
- 上部メニューの「Sublime Text」を開く(Windowsの場合「Preferences」)
- 「Preferences」を開く
- 「Package Control」があればOK
ここまででインストールは無事完了です。拡張機能(パッケージ)のインストール方法は後述します。
メニューを日本語化する【Mac】
Sublime Textのメニュー項目はインストール時点ではすべて英語ですが、簡単な英単語ばかりですし調べれば意味は推測できるのでそこまで不便ではありません。とはいえ、中には「本当に英語が苦手」という人もいるので、そういう方はこのステップでメニューを日本語化をしておきましょう。
先ほどインストールした「Package Control」を開きます。パッケージコントロールを開くショートカットを使って開いてみましょう。
- Windows:
Ctrl
+Shif
+P
- Mac:
Command
+Shif
+P
成功すると左の画像のようになります。
上部の入力欄に
をコピーして貼り付けると候補に「Package Control: Install Package」がでてくるのでクリックします。
少し時間を置いてパネルがパッケージ一覧に切り替わります。
切り替わったパネルの入力欄に
と入力し、候補にでてきた「Japanize」をクリックします。
クリックすると自動でインストールされ、左の画像のように「日本語化の手順」が表示されます。
後はこの手順に沿っていくだけですが、こちらで続けて解説していきます。
- Finder
を開きます。
- 上部メニューの「移動」を選択
- 「フォルダへ移動」をクリック
開いた入力欄に以下を貼り付けます。
「ユーザー名」はパソコンごとに違うので書き換えて貼り付けましょう。
Finderの家のアイコンの文字がユーザー名です。左の画像では「webliker」がユーザー名になります。
貼り付けたら「移動」をクリックすると、「Packagesフォルダ」へ移動します。
- 「Packages」の中で右クリック
- 「新規フォルダ」をクリック
- フォルダ名は「Default」にします
次に「Japanize」の中にある「〇〇.jp」となっているファイルをcommand
+選択
で複数選択してコピーします。
「Default」の中にコピーした「〇〇.jp」のファイルをすべて貼り付けたら
- すべてのファイルを選択して「右クリック」
- 「〇〇項目の名前の変更」をクリック
※Defaultフォルダの中でcommand
+A
でファイルを全選択できます
パネルが開くので
- 「テキストを置き換える」を選択
- 「検索文字列」に「.jp」を入力
- 「置換文字列」を「空白」にする
- 「名前を変更」をクリック
成功すると全てのファイル名から「.jp」がなくなった状態になります。
「Main.sublime-menu」をコピーして「User」フォルダの中に貼り付けます。
- コピー:
command
+C
- 貼り付け:
command
+V
Sublime Textを再起動するとメニューが日本語に変わっています。これで日本語対応は完了です。
ただ、一部のメニューは英語のままなのでわからない部分は都度調べる必要があります。
メニューを日本語化する【Windows】
windowsでの日本語対応の手順を解説します。
先ほどインストールした「Package Control」を開きます。パッケージコントロールを開くショートカットを使って開いてみましょう。
- Windows:
Ctrl
+Shif
+P
成功すると左の画像のようになります。
上部の入力欄に
をコピーして貼り付けると候補に「Package Control: Install Package」がでてくるのでクリックします。
少し時間を置いてパネルがパッケージ一覧に切り替わります。
切り替わったパネルの入力欄に
と入力し、候補にでてきた「Japanize」をクリックします。クリックすると自動でインストールされ、左の画像のように「日本語化の手順」が表示されます。
後はこの手順に沿っていくだけですが、こちらで続けて解説していきます。
Japanizeが保存されているフォルダを開きます。
Sbulime Textを起動したら
- 上部メニューの「基本設定」
- 「Browse Packages」をクリック
- エクスプローラーが開くので「Japanizeフォルダ」を開く
※もしフォルダがなかったら下の「非表示フォルダーの表示設定をする」を確認してください。
非表示フォルダーの表示設定をする
設定をして行く前にフォルダーを編集可能な状態にします。
- 「設定」を開く
- 検索窓に「エクスプローラー」と入力
- 「エクスプローラーのオプションを開く」
- 「隠しファイルを表示する」をチェック
これで非表示フォルダーが表示されるようになります。
Japanizeフォルダの中にある「〇〇.jp」という名前のファイルを全てコピーしましょう。
続いて「Packagesフォルダ」の中に
- 右クリック→新規フォルダ
- 「Default(スペルミスに注意)」作成
作成した「Defaultフォルダ」の中に先ほどコピーした
「〇〇.jp」のファイルを貼り付けます。
このステップで「Windowsでの日本語化」は完了です!
コピーしたファイルの名前を変更します。
- 右クリック「名前の変更」
- ファイル名の「.jp」を削除
これをコピーしたすべてのファイルで行います。例えば以下のように変更します。
「Main.sublime-menu.jp」→「Main.sublime-menu」
インストール後の基本設定
ダウンロードとPackage Controlのインストールが済んだら今後の作業をしやすくするための基本的な設定を済ませておきましょう。
続き:インストール設定とデザインの変更方法